小学生に算数を教えているとき、
うっかり口に出して、後悔する言葉があります。

それは、「半分」

「アの三角形の面積は、イの四角形の面積の半分だから、……」
と言ってしまうと、とたんに曖昧な表情になる子が多くみられます。

あわてて、「イの四角形の面積を2で割ります」と言い換えたとき、
表情がやわらぐ子と曖昧なままの子がいます。

前者は、「半分にする」という言い方になじんでいなかっただけ。

後者は、半分=÷2 というのは知っている、でも、「イの四角形の面積÷2」の答えがすぐでない→わからない という子。

「イの四角形の面積」が、二けた以上だと、さらに深刻な顔になる。たいてい、暗算で答えが出ないからね。
筆算するのか…・゚・(ノД`)

いずれにしても、子どもたちの腑に落ちない表現はなるべく避けて、子どもたちが「わかった」と思ってくれる言葉を探しながらの指導が続きます。