受験生たちの中には、この時期から、「時間」との戦いに直面する子もいます。

静岡県に限らず、公立高校の共通入試問題では、制限時間に対してむやみに多い問題数を課すことは、まずありません。時間内に解ききれないということは、まずないということですね。

ただ、受験生の中には、問題を解くときに、どうしても時間がかかってします子もいます。

問題を番号どおりにやらないと落ち着かない子、分からない問題を飛ばして後回しにすることができない子、神経質なくらい丁寧に答案を書かないと気がすまない子(正しく書いているのに何度も消しては書き直す子もいます。)などが、「時間がかかる子」にあてはまるでしょう。
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とても丁寧にやれていますね。このテストは、しっかり勉強してきたので、効率よくやれています。





そのような子には、授業中の演習時間などで、機会を見つけては、アドバイスをするのですが、いざテストになると、やはり時間が足りない。

問題を速く解けるようになる特効薬はないから、「時間がかかる子」は、テスト中のムダな時間を極力減らすようにしてもらうしかない。

その子の「ムダな時間」をその場で見つけるためにも、教室では、できる限りテスト形式で問題を解かせ、ムダをつぶしていきます。

「時間」との戦いを強いられていない子にも、実戦形式の場を多く与えるのは、有意義だと考えています。