今日のお話は「ポモドーロ・テクニック」

pomodoro(ポモドーロ)。イタリア語です。「トマト」という意味です。
pomodoro

「ポモドーロテクニック」とは,キッチンタイマーを使った時間管理術のこと。
この管理術を考え出した人が使ったのが,トマト型のキッチンタイマーだったため,この名前がついています。
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この本は,もともとは,仕事の効率・生産性を高めるためのものですが,当然,勉強にも使えます。
連休中にチャレンジしてみました。連休中なら事務所に誰もいません。キッチンタイマーを鳴らしても他の先生に迷惑がかかりません。

やり方
① 25分のタイマーを設定して,作業(仕事・勉強)をスタート
② タイマーが鳴ったら5分休憩
③ 終わった作業の量を確認,次の準備
③ これを4回(4ポモドーロ)くり返す
④ 4ポモドーロ終了したら,15分~30分の長めの休憩を取る
※ ①で25分と書きましたが,やってみて自分が快適だと感じる時間を設定してもOK


注意点
① やるべきことを細かく分ける
② 2つ以上のことを同時にやらない
③ 今やっていることと関係ないアイディア・考えが浮かんだらメモして保留
④ 集中を邪魔するものは机の上から排除,必要なものは手の届く範囲に


夏期講習の中3テキストに関する仕事をしたときのことを例に挙げます。
A問題の見直し  B解答の見直し  C過去の問題(入試など)の見直し  Dアイディアをとにかく書く ・・・と細かく仕事(作業)内容を分け,そのポモドーロ時間には,A,B,C,D・・・のうちの一つだけをひたすらやる。気になることが頭に浮かんだら,メモに書いて保留する。手の届くところにスマホをおかない。友人からメールがきてもとりあえず後回し。ペンや資料集,教科書などを手に届く範囲に置いておく。

結果

恐ろしいほど集中できました。

自分の集中を阻害するものをとことん排除し,時間を区切って一つのことに専念するからこの集中力が生まれるのだと思います。そのときどきに頭に浮かんだことはメモしてありますから,あとでまとめてそれを1つのポモドーロにすることもできます。さらに,1ポモドーロにできる自分の作業量がわかりますので,計画が立てやすくなります。


現在は自宅の部屋の片付けとか,自宅でできる仕事とかをするときに役立てています。
キッチンタイマーはトマト型でなくてもいいので,上の「注意点」をよく読んで,試してみるのもいいでしょう。(つづく・・・)

To be continued(ただし,土日は勉強法の記事はお休みです。)

過去記事リンク
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