桐光学院 竜洋校ブログ

桐光学院竜洋校のお知らせや、先生の個人的なことも(!?) お伝えしていきます!

勉強法

社会の個別授業(大田)

最近の私の社会の個別授業では,「こうやったらどう?」という社会の勉強法の提案をしています。
昨日も中2の生徒を相手に,歴史の内容の勉強とともに「勉強法の勉強」をしました。

① 重要事項を読む(インプット)
② 重要事項を見ずに紙にまとめる(アウトプット)
③ 紙にまとめたものを眺める(インプット)
④ 問題1を解く(アウトプット)
⑤ 問題1の答え合わせ&まとめた紙への記入(インプット)
⑥ 問題2を解く(アウトプット)
⑦ 問題2の答え合わせ&まとめた紙への記入(インプット)
⑧ 問題3を解く(アウトプット)
⑨ 問題3の答え合わせ&まとめた紙への記入(インプット)

→次の単元へ

昨日の個別
①について
私が読みました。一度に読む分量が多くならないようにしました。地図とか資料とかが必要なものは全員に見せて視覚的に覚えてもらいました。

②について
「〇〇〇ってなんだっけ?」「どうして〇〇〇になったんだっけ?」「〇〇について書いてみよう」
と質問をしながらレイアウトとかは自分の好みでまとめてもらいました。

④⑥⑧について
テキストのどの問題を解くのかということについては私が指示しました。

⑤⑦⑨について
答えが書けなかった場合は
「結局,〇〇〇と結びつく言葉ってなに?問題の中にあるよね。」
答えを間違えた場合は
「何と何を取り違えたの?」
など,覚えた内容が整理しやすいように声をかけました。

「気合や根性」も大切ですが,時間というものは有限ですから,できることならば効果的に覚えていくことが必要だと思います。
また,問題1→問題2→問題3と,同じ事項にたいして,いろいろな聞かれ方をすることによって,その事項や語句が立体的に頭の中に入ってくると思います。

基礎⇆応用(大田)

運動部に入っていると、必ず基礎的な練習の時間がある。
素振りとかシュート練習とかがそれ。

しかし、基礎練習だけでは試合で勝てない。 
自分が身につけた技術をどうやって使っていくのかを学ぶために、試合形式の練習や練習試合が必要になる。

では、試合形式の練習だけをしていればいいかというとそうでもない。基礎的な技術が身についていないのに試合ばかりやっていても、絶対に強くはなれない。


勉強していくときにも上記の内容が当てはまる。
例えば、社会という科目。
語句を覚える、語句の問題を解くという基礎練習は絶対に必要。
しかし、語句を覚えただけでは試合に勝てない。

特に実力テストになると、覚えた語句から類推して自分で考えなければいけない問題やいくつかの資料を読み取ってそれを自分の言葉で表現しないといけない問題が出てくる。資料などを使えば何パターンもそういう問題を作れる。だから丸暗記するのは現実的ではない。丸暗記ではない応用的な練習も必要となる。


そこでアドバイス(社会)
1 語句の問題は数秒で答えが思いつかなかったら飛ばす。
数秒で答えがでないものは,テストのときにも答えを書けませんので。

2 語句の問題でわからなかったものは,解答を見る。
解答を見てから,用語集を利用してその語句の意味を確認する。
応用問題(記述問題)の対策になるうえ,解答→用語集の方が合理的。

3 資料問題の丸付けで迷ったら質問する
〇なのか△なのか×なのか判断に迷ったら質問する。
減点ならばどこがいけないのか,×ならばどこがいけないのか話します。

4 応用問題(資料問題・記述問題)でわからない語句がでてきたら意味を調べる。


勉強法 その31(量か質か・大田)

勉強において量が重要なのか質が大事なのか?

時間が無限にありさえすれば誰も何も迷いません。
時間があるなら両方とも満たせばいい。

しかし,一つ一つのテストまでの時間,入試までの時間は限られています。

たくさんの問題を解くべきなのか(量) それとも一つの問題を徹底的に考えるべきか(質)

私の考えとしては,
量.pdf1
 習いたてのとき。苦手科目の勉強をするときは「量」にこだわる。
応用問題をとばして基本問題を徹底的に反復練習。
それによって基本事項を自家薬籠中(じかやくろうちゅう)の物にする。
〔自家薬籠中 の意味がわからない生徒は調べてくださいね〕

② 慣れてきたら「質」にこだわる。
例 他の問題との関連を考える。別解を考える。周辺知識を調べる。
勉強法23を参照 ⇒http://ryuyo.blog.jp/archives/1070912836.html

③ テスト前は「量」にこだわる。
テスト慣れするため。時間を計測してとことん解く。仕上げの時期。

科学的な根拠はありませんが,私の経験からこのように思います。

勉強法 その30(利き手でない方の手・大田)

私は右利きですので、利き手でない方の手は左手。

現在、自分自身で実験中です。左手で歯ブラシを使ったりドアを開けたり・・・
この文章もスマホで左手で入力しています。

料理とかは右手でやっています。左手で包丁を持ったり、調味料を入れりしたらどんな悲惨な結果になるかよくわかっていますので。

なぜ、このような馬鹿げたことをやっているかというと、利き手でない方の手を使うと自制心が鍛えられると聞いたからです。 

調べてみると、利き手でない方の手を使うこと自体に意味があるというわけではないようです。

重要なのは無意識にやっていた行動を意識化し、実行するのがたやすいことより困難なことの方を選択することです。それによって自分をコントロールする力を「筋肉」と同じように鍛えられる。(実験で証明されています)

自制心・意志力のエクササイズとして、 やってみる価値はあるかもしれません。

自制心や意志力 と呼ばれるものは、勉強や受験において最も重要な要素の一つ。
いや、勉強や受験にとどまらず、人生そのものにとってかなり大きなウエイトを占めるのではないでしょうか。

勉強法 その29(シングルタスク・大田)

マルチタスク・・・複数の仕事を同時並行して行う
シングルタスク・・・その時間は一つの仕事に専念する

実際,同時に複数のことはできませんので,簡略化すると下の図のようになると思います。
マルチタスク.pdf1

今まで「仕事術」や「生産性」に関する本をたくさん読んできました。

ほとんどの本で

シングルタスクマルチタスク 

という結論になっています。著者個人の意見ではなく科学的な実験の結果として。

ある実験ではシングルタスクの方が40%も効率がいいという結果が出ました。


ここから考えられること。
この時間はこの科目のこの単元をやる,と決めて,シングルタスクで勉強を進める。
最低20分は勉強する科目・単元を変えない。


ポモドーロテクニック参照  ⇒http://ryuyo.blog.jp/archives/1070678796.html


社会⇒数学⇒理科⇒社会⇒・・・ではなく,
社会⇒社会⇒社会 本日の分の社会完了  ⇒数学⇒数学・・・・と勉強をしていく。
一つのことに専念しながら勉強をしていく。どうやらその方が効率がいいようです。

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